水墨画の特徴

水墨画の特徴とは?

水墨画は東洋画になるもので、
その特徴は
やはり西洋画(水彩画など)のそれと比べて
出てくるものです。


ちなみに西洋画の特徴をネットを
見るとこのように説明されている。

まとめると、以下のようになります。

・キャンパスや油絵具、水彩紙が使われる
・「見たまま」を描く(自然再現描写の重視)
・写実表現が重要視され、描く技術が必須
・風景や宗教の内容が多い
・陰影や遠近法の応用
・・・・

非常に分かりやすい説明だと思います。


一方、
水墨画になると話が
複雑になってしまいます。

Webでこれらの情報を調べたら、
水墨画の特徴について
たくさん書かれています。

これは、

まるで「盲人摸象」
(衆盲象を摸して、
自分の手に触れた部分だけで
象について意見を言う)、
結局片鱗しか得られない。

例えば、「墨を主顔料に、
墨一色またはこれに淡彩を施した絵画の様式。


「墨に五彩あり」という思想に基づき、
墨の濃淡や潤渇、
ぼかしを用いることで、
立体感や色彩感を表現する点が大きな特徴。


また水墨画では、
物体の「本質」を主観的に描くことが
重視されており、
「見たまま」を描く再現描写を
重視する西洋画と異なる点も特徴のひとつである。」

もう一つを見ます。
「水墨画は、
墨の黒一色で表現される絵画ですが、
墨の濃淡、ぼかし、かすれ、にじみ、グラデーション、
筆を運ぶときの勢いの強弱などを駆使し、
簡素でありながら繊細な表現が可能な絵画である。」

これも立派な説明になると思いますが、
絵を描いたことがない人の立場から、
「墨の濃淡」や、
「ぼかし」「かすれ」「にじみ」「グラデーション」
「筆を運ぶときの勢いの強弱」など、
すべて技術にかかる言葉ですので、
一般人には理解できるのか疑問があります。

また、
例えば「すべてを描くのではなく無駄を
そぎ落として描かれる水墨画は、
自然や人生の深さ、哀歓、
わび・さび、静寂、素朴さが伝わり、
見る者の心を強くとらえます。」

というある画家の説明がありますが、
「すべてを描くのではなく
無駄をそぎ落として描かれる水墨画」とは
どういうことでしょうか。


実際時代の変化につれて、
水墨画の概念なども変わるので、
「すべてを描く」作例も展覧会で結構見掛けます。

これに似たような説明がほかにもあります。
「水墨画の特徴といえば、
墨を用いて、
対象の外形を輪郭線で捕らえ、
対象の肌理や質感を線や墨で表現すことであろう。
そこに自然の光り、
陰影をほとんど無視する。

西洋絵画と比べれば、
水墨画は画面に色で埋め尽くすことなく、
紙の下地が余白として多く残る。」

まとめると、以下のようになります。

説明するために
ネットにある油絵で描かれる竹を
発見し掲載させてもらいます。
作者など詳細不明(JelenaOilArt による制作)。

面白いことに似たような構図を
(左に竹を一部描かれている)並べて
比較・対照しやすいかと思われます。

このあたりについてはっきりしないまま水墨画を
はじめようとする人が多くいます。

水墨画家の作品に西洋画を取り入れ、
陰影などは特に戦後の水墨画に
顕著に表わしているため、
真似しているひとはそもそも西洋画についても
完全に理解していないと
作品は破綻する確率も高いはずです。